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私が最初に手に入れたGreco EG-1200 Project Series。
グレコ・プロジェクトシリーズ,それは私が少年の頃,フランダースの少年にとってのルーベンスの絵のように,いわば天上の存在だった。秋田の片田舎に住んでいた中学生には触れることはおろか実物を目にすることすら叶わなかったギターである。
トップはハードメイプル,ネックはメイプル3ピース,縞エボニー指板,ペグにはグローバーが奢られている。ピックアップはU4000。 そしてバイオリン仕上げと呼ばれた手間のかかるラッカーの塗装。それらが長い年月を経て,えも言われぬ渋さを醸し出している。
プロジェクトシリーズの最大の特徴はその塗装にある。バイオリンフィニッシュと呼ばれたその塗装は時間と共に退色しなんともいえない色へと変化していく。私の記憶では新品はずっと茶味が濃かったと思うが,すでにハニーバーストのような味わい深い色調に変化していて,エスカッションに隠れていた部分に本来の濃い色が残っている。
フロントピックアップキャビティーには○に『カ』のスタンプが押印されいる。プロジェクトシリーズ用ということを意味しているとは思うのだが,なんで『カ』なのかは現時点では不明。
重量はかなり軽く3.68kg(弦を含む)。音もその分軽い感じだ。ピックアップには入手後カバーを装着した。(2016.8.23更新)
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