
東海楽器製造は, 開発販売だけを行うAria Pro II(荒井貿易),グレコ(神田商会),フェルナンデスとは異なり,自社製品を開発製造を行うと同時に他社からの発注を受けてギターを製造する楽器製造会社である。母体は1947年ピアノとハーモニカの研究開発を目的として設立した東海楽器研究所に遡る。
エレキギターの販売は1977年から行われ,レスポール・スタンダードのコピーモデルであるLSシリーズは1978年から販売が始められている。 ギターは高品質なものだったが,厳しい価格競争の中,フェンダー社からの違法コピー訴訟での敗訴が致命傷となり会社更生法申請。再建後も意欲的に製品を開発し現在に至る。1978〜1982年に製造されたLSシリーズは国内外で評価が高い。
1947年 ピアノとハーモニカの研究開発を目的として東海楽器研究所設立。
1961年 ピアニカの開発に成功、生産、販売を開始。
1965年 クラシック・ギターの生産、販売を開始。
1968年 Humming Birdブランドによるエレキ・ギターの生産、販売を開始。
1970年 Humming Birdブランドによるアコースティック・ギターの生産、開始。
1971年 米国C.F.マーティン社との間に日本国内総代理店契約を結び輸入を開始。合わせて日本国内向けのギター製造のOEM提携も結んだ。
1973年 バンジョー、チェンバロの生産、販売を開始。
1975年 アコギのブランドCat's Eyesの生産、販売を開始。新しいタイプの打弦電気ピアノ、ライトピアノの開発に成功、販売開始。
1977年 Tokaiブランドのエレキ・ギターSTシリーズの生産、販売を開始。
1978年 エレキ・ギターLSシリーズの生産、販売を開始。アップライト・ピアノの生産、販売を開始。
1983年 世界初の新素材メタル・ボディと独自シェイプを持ったエレキ・ギターTalboの開発に成功、生産、販売を開始。
1984年 フェンダー社から違法コピーに対して訴訟を起こされ、敗訴。裁判所命令により楽器が販売停止となり会社更生法申請。
1985年 カーボン・ファイバーとファイバー・グラス・ボディ、ネックを使用したエレキ・ギターMATの開発に成功、生産、販売を開始。1986年 東海楽器製造株式会社設立。
1996年 一時生産を中止していたTalboの再生産を開始。
2004年 SEB(SOUND EFFECT BODY)構造のパテント出願。
2005年 SEBサウンドストリーム・シリーズの開発に成功、生産、販売開始。
2011年 TA35の生産、販売開始。
( Wikipediaより引用)