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Bill Lawrence
1980年代後半、私自身もギターとともに過ごしていたが、当時のBill Lawrenceに良い印象を持っていたわけではない。とくに気になったのがヘッドのデザインだった。Fenderの完成された美しいシルエットを、わざわざ崩してしまったように見えた。店頭で見ても積極的に手に取ろうとは思わず、今にして思えば完全な「弾かず嫌い」であった。
それから数十年が過ぎた頃、今はもう閉鎖されてしまったあるウェブサイトで、Bill Lawrenceのギターを熱心に収集し、高く評価している人の文章を読んだ。
そこで語られていたのが、ブラックラベル・ピックアップの音の個性と、Morrisのギター製作で培われたモリダイラ楽器の工作精度だった。少し興味を持ち、実際に一本手に入れて弾いてみた。
「なんじゃこれは。良いギターじゃないか。」
それまで抱いていた印象は、かなりあっさりと覆された。
ブラックラベルPUには、はっきりとした癖と存在感がある。そしてギターそのものは、派手さこそないものの、木工も組み込みも実に精密で、妙な遊びや曖昧さがない。Morrisを作ってきたメーカーの仕事なのだと考えると、なるほどと思わせるものがあった。外観だけを見て敬遠していた頃には、まったく気付かなかった部分である。
オークションではそこそこ出てくるし,価格も比較的抑えられているものが多い。反論を気にせず言えば,当時の大御所とよばれる日本のメーカーのストラトよりも作りは間違いなく良い(ただしFernandesのストラトは持っていないので比較対象外)。
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