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HIKI

DAORE

EG-1350 Project Series。このギターはもう手にはいらないのではなかろうかと半ば諦めていた。

私の記憶の範囲でいえば,出会えたのは10年間にわずか2度だけだった。一度目の個体は状態が悪く入札は取りやめた,そしてついに手に入れた二つ目の個体これがこれである。

プロジェクトシリーズのレスポールモデルのラインアップは EG-1200/1350/1500の3タイプ。EG-1200はレスポールスタンダードをベースにし,EG-1500はレスポールカスタムをベースにしたモデルだ。レギュラーモデルと異なるのは基本的に塗装とU4000というPUだけだ。

プロジェクトシリーズ全般に異彩を放っているわけだが,そのなかにおいてEG-1350の放つ異彩はは一際強い。基本的な部分はEG-1200と共通だが,ボディーのカービングがグレコレスポール,いや他社製品を含めて唯一無二の個性を形作っている。エッジの部分中心寄りが深くカービングされていて,そのバイオリン的な立体感は妖艶ですらある。

あの当時,このギターに対してポジティブな評価を下した人はおそらく僅かしかいなかっただろう。異端児,このギターはそう思われていたと思う。そんな理由で生産数は僅かである。生産量を不等式で表せばEG-1200>>EG-1500>EG-1350ということになるだろう。

今こうやって見ると,このカービングは実に魅力的だ。4.41kg(弦を含む)。(2016.8.22更新)

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