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HIKI

DAORE

1970年代後半に製作されたESP Navigator SP-01 Esparto。

1976年のMusic Life誌9月号のESP広告に「ナビゲーターカタログ2どうぞ」とある。最近そのカタログを入手しESPARTOのカタログ上の存在とモデルナンバーを確認した。1980年のカタログではESPARTOという機種名は既に消えている(カタログ裏表紙にはESPARTOの写真はある)。1980年カタログの原稿作成時点ではまだESPARTOが存在して,その後消えたとみていいだろう。つまりESPATOというモデルはESPが創設された1975年から80年まで製造されたと考えていいだろう。

塗装は薄く傷を生じやすい。ボディーはカタログ上はアッシュということになっているがセンと区別できない。単板ボディーだが,当時は単板ボディーが必ずしも高いグレードを表しているとは限らない。美しいサンバーストが目を引く,これが創生期ESPの塗装の名人西森氏のNSB(西森サンバースト)なのだろうか。 ルータリングは塗装後に行われている。このEspartだけが初期のFenderのようにトラスロッド調整ボルトがプラス型になっている。

アッセンブリーは交換されている。ピックガードを外してみるとオリジナルのピックガードを固定していたビスの跡が残っていた。ピックアップには"SD 2 93"と刻印されているが正確な銘柄判定には至らなかった。ただ古いSeymour Duncanのモデルらしいことだけは判明した。

音はオリジナルPUと較べてさらに良く枯れている。重量は3.32kg(弦を含む)。(2016.8.24更新)

 

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