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1980年代中頃に作られたと思われるFernandes製FST,ボディー材はモンキーポッドあるいはコアだと思われるが,正確にはまだ判明していない。
最初はマホガニーだと判断して購入した。導管が太いからそう感じただけだったのだが,どうも材自体の色が違う,マホガニーは無着色でこのような色になることはなくナチュラルではかなり赤みが強い。次に考えたのがコア,確かに質の低いコアはこのような外観を呈することもあり最近までコアのストラトだと紹介していたのだが,持ったときの重さ,木理の粗さ,音の密度がコア的で無いことにずっと違和感を感じ続けていた。コアはもっとカリンと爽やかな音がする,軽くて爽やかな音,しかしこいつの音は重くコアには似ても似つかない。
現時点で到達した結論はモンキーポッドという材である。日立のコマーシャル「この木何の木気になる木」で有名な木である。フェルナンデスはモンキーポッドをギター量産品にも使っていたから推定の不自然さはないだろう。私はモンキーポッドの現物を見たことがないが,1999年のフェルナンデスギターのカタログにあるギターを見た限りではこのギターのボディー材に酷似しているように感じる。
ボディー材を除けばこのギターは1985年製のFST-135と同じである。 Fernandesの当時のカタログをみると追加料金でボディー材やボディーカラーを変更できるセミオーダーシステムがあったようだ。ただやはり推定の域は出ない。
EMGのシングルコイルよりもハムバッカーを載せたほうが相性が良さそうだ。(2016.8.21更新)
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