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HIKI

DAORE

1978年製Greco Go1200。

1970年代後半,ギター音楽の系統図が変化し,フュージョンを指向するギタリストの為の市場が生まれた。日本では渡辺香津美,プリズムや高中正義らが人気を牽引していた。

フュージョンは広いサウンドバリエーションが求められるためこのようなギターが歓迎される筈だという売る側の読みだったのだと思う。しかし実際は短命であった。何でもそうだが,万能品と銘打たれた道具が最も使えない

秋田の片田舎に住んでいたので知らなかったが,当時神田商会はGOシリーズのテレビCMを放映していた。それを知ったのはごく最近のことだ。エレキギターのテレビCMがあったとは驚きだが,あの当時のエレキギターに人気を垣間見ることができる。この秋田ではギターを弾いている人でもなければグレコという名前など知らないが,首都圏では多少なりとも一般人もグレコを知っていたということになるのだろう。

これ以外にも2種類のCMがあったという。興味のある方は探してみてほしい。


密度感と剛性感が高いギターで,サスティーンが長い。不人気機種だとずっと思っていたが,近年GOシリーズは注目され,結構な高値で落札されている。

セン・マホガニー・セン3層ボディ,メイプル・ウオルナット7ピースからなるスルーネック(Speed Way Neck),黒檀指板,PU-3Dピックアップ,MH900ペグを備える。4.60kg(弦を含む)。(2016.8.24更新)

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