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ヤマハはSLシリーズの生産を終了後,85年頃からLPシリーズに移行している。LPシリーズの外見上の変化はヘッドの形状である,そして材質や構造も変更されている。
SLシリーズの人気は芳しくなかった。それはおそらく中途半端なコピーモデルだったからだろう。事実当時私の周囲にSLシリーズを使っている人間を見なかった。
ヤマハはSLシリーズでの反省から外見の重要性に気がついたのだろう。それが少なくとも外見上の完全コピーを目指したLPシリーズの開発へと結びついたのだと推察される。
小さなヘッドは完全にギブソン形状だし,ネックも全機種マホガニーを採用しているし,少なくとも外見上の完全コピーは成功しているように見える。
しかし構造は時代を逆行していた。
ヤマハはパンケーキボディを再開した。この選択はTokaiやGrecoの良質なコピーによってレスポールがいかなるギターであるかを知った人々に対しては致命的だったといえる。結局LPシリーズはSLシリーズ以上に不成功に終わったようである。4.24kg(弦を含む)。(2016.8.24更新)
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