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LPシリーズは上位より,LP-1000,LPC-800,LP-600,LP-500,LP-400という顔ぶれである。LPC-800はシリーズ中唯一のカスタムモデル。
ギター機種の人気は,その時代に人気のあるギタリストによって左右される。1970年代はレスポールとストラトキャスターの時代だった。1980年代にはレスポールの人気は尻すぼみで,ストラトはリプレイスメントピックアップとロッキングトレモロユニットという新たなガジェットを手に入れて生きながらえた。
LPシリーズは1985年ころからのモデルだが,当時はすでに売れるギターとしてのレスポールはすでに終わっていたといえる。時代を逆行したパンケーキボディというスペックは,すでにヤマハがレスポールというギターを見切っていたという証左ではないだろうか。合板ボディの選択がLPシリーズの失敗をもたらしたのではなく,そもそもこのシリーズでの成功自体を捨てていたように感じる。
LPシリーズは2種類のピックアップを使用している。LP-1000,LP-800Cには新しく開発されたスピネックスというピックアップが搭載され,LP-600,LP-500,LP-400には従来のアルニコVピックアップが搭載されている。 アルニコVは高出力で元気の良いピックアップでハウリングを起こしやすいが,力強く粘り強く野性的。それに比較してスピネックスは低い出力で大人しい。4.11kg(弦を含む)。(2016.8.28更新)
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