
Tokai LS200 1981年製
私が最初に手に入れたLS-200。2002年に入手している。
当時のTokaiは量産品としてはLS-120まで製造していて,LS-150,LS-200は受注生産品である。
LS-200は完全なバーストコピーを目指して作られていたという。ホンジュラスマホガニーをバックに,フレイムドハードメイプルをトップに,指板にはハカランダと素材は厳選されているという。これはカタログからの受け売りである。トップのメイプルは見た目でどの程度のものか素人目にもある程度分かるが,バックが本当にホンジュラスマホガニーなのか,指板が果たしてハカランダなのか。それを確実に判断する手段を私は知らない。作った人は分かっただろうかなどという質問は失礼だろうか。おそらくは下衆の勘ぐりであろう。しかし例えばハワイアンコアと謳った日本の古いギターで実はモンキーポッドだったものを複数知っている。なにか確実に判別できる方法はないものだろうか。
それはさておき,考えるてみると不思議な話である。彼ら(東海楽器の職人さんたち)たかがコピーを作るためになぜここまで全力を尽くしたのだろうか。
三次元データを得るために日高富明氏のバーストを手にした時,東海楽器の職人さんたちはどのように感じただろう。失礼を覚悟で言うと,今まで自分たちが作ってきたギターがちゃちな板細工に見えたのではないだろうか。この素晴らしいギターを超えるものを作ってやる,我々にはできる,というルシアーとしての誇りと意地がLS200に注ぎ込まれたのではないだろうか。なぜなら様々な分野において日本人職人の行為規範はそのようなものだと思うから。
LS-200が改造を受けている例は少ないと思われるが, LS-120/100の基盤サーキットが配線サーキットに改造されているような場合を想定してLS-200/150と判別するポイントを記しておく。
まず,黄色味の強いカシュー塗装であればLS-200/150である。しかしカシュー塗装でないものも存在している。そこで,さらにヘッドのロゴがインレイであればLS-200/150である。確認するにはTokaiのロゴをそっと撫でてみて欲しい。ボコボコしていればインレイで,平らならデカール上に塗装したものである。4.28kg(弦を含む)。(2026.8.19更新)
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