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2002年に入手した,私にとって最初のLS-200。
当時のTokaiは量産品としてはLS-120まで製造していて,LS-150,LS-200は受注生産品である。
LS-200に完全なバーストコピーを目指して作られている。ホンジュラスマホガニーをバックに,フレイムドハードメイプルをトップに,指板にはハカランダと素材は厳選されている。
しかし,考えると不思議な話である。彼らはたかが偽物を作るために全力を尽くしたのである。なぜだろう。
三次元データを得るために日高富明氏のバーストを手にした時,東海楽器の職人らはどのように感じただろう。きっと今まで自分たちが作ってきたギターがあまりにちゃちな板細工に見えたのではないだろうか。この素晴らしいギターと同じものを作ってやる,我々にはできる,というルシアーとしての誇りと意地がLS200を完成させたように思えてならない。同時に本物に対する敬意と畏怖がこのギターを作り上げたのだと思う。
LS-200が改造を受けている例は少ないと思われるが, LS-120/100の基盤サーキットが配線サーキットに改造されているような場合を想定してLS-200/150と判別するポイントを記しておく。
まず,黄色味の強いカシュー塗装であればLS-200/150である。しかしカシュー塗装でないものも存在している。そこで,さらにヘッドのロゴがインレイであればLS-200/150である。確認するにはTokaiのロゴをそっと撫でてみて欲しい。ボコボコしていればインレイで,平らならデカール上に塗装したものである。4.28kg(弦を含む)。(2016.8.26更新)
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