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1980年製Tokai LS-200,シリアルナンバーは”7",この番号がシリアルナンバーの名の通り製造順に打たれたのかどうかは確認しようがないが,7という番号は何気に嬉しい。ちなみに7という数字が幸運と結びついているのは基本的に英語圏だけのようである。
大切に扱われていたようで傷も少なく,特にヘッドストックの艶は新品のよう,裏には"200"のデカールもしっかりと残っている。 他のLS-200同様にこのギターの材も見事なものである。フレックが出るほどの良質なハードメイプルなのにソフトメイプル並みの美しい杢を表出している。
当時Tokaiのレスポールがガロのトミー(故日高富明氏)のバーストから三次元データを得て作られたというのは有名な話である。私は本物のバーストを身近で見たことはないが,形状はこのTokaiと同じ筈である。
本家のバーストの完璧なプロポーションは感嘆に値する。 ご存知のとおり私は色々と多メーカーの国産のレスポールを所有しているが,コピーと呼ばれているギターなのに実際には完全コピーと呼べないものも多くアーチの形状が微妙に違うことを確認している。Tokaiのレスポールのウエストラインはトップに向かって比較的急峻に盛り上がっていて,特にネックピックアップの部分の盛り上がり他のメーカーのものに比べてやや急峻であることが分かる。そのためだろうか,陳腐な表現だがセクシーなのである。
バーストを完璧にコピーしているのはTokaiだけで,その形状の完璧さを表出できるのもTokaiだけということ。
ピックアップはフロントがDiMarzio PAF,リアがSuperDistortion。4.10kg(弦を含む)。(2016.8.26更新)
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