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Greco Project SeriesのストラトキャスターモデルであるSE-1000。
プロジェクトシリーズについては今更説明は不要だろう。SE-1000は旗艦モデルSE-1200の下のグレード。SE-1200にはトップモデル御用達のDiMarzio社製Fat Stratがマウントされていたが,これにはオリジナルピックアップであるPU119が3機マウントされている。外見上の特長はアルミ製ピックガードとスプリンボックスカバー,そしてシャーラーペグである。またプロジェクトシリーズ全般に特に力を入れているのは塗装,それはこのギターでも共通。下地処理からえらく手間をかけている。
Grecoに詳しいOYAZI REPORTによると,1978〜79年は機種名がジョイントプレート部の刻印からヘッドストック裏のシール表示への過渡期だったらしい。このギターは78年製であるがジョイントプレートに機種名とともに刻印されている。同レポートに寄ると78年製はセン単板仕様だったらしいが,このギターはマルチピース仕様である。
まだ分解していないが,徹底したシールディングがなされているらしくノイズが殆どない。しかしこのようにシールディングを強めたストラトの音は既にストラトとは言えないものになってしまう。こじんまりしてスマートで箱庭的な音だ。例えるならば本来のストラトキャスターは自由奔放な少女で,完全にシールドしたストラトは穏やかな熟女のようなものである。
あとは貴方の好み次第であるが,私は前者を好む。3.60kg(弦を含む)。(2016.8.24更新)
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