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1983年製Tokai Talbo A80D。
ご存知の通りこのギターのボディーはアルミ製,鋳造されたアルミボディーの空洞部分には発泡ウレタンが充填されている。機種名Talboの由来はTokai Alminium Bodyからきている。
金属をボディーに用いたギターはおそらく以前からあると思うが,純粋に音響力学的な観点からボディーに金属を採用し量産型ギターとして販売したのはTokaiが初めてではないだろうか。
私はこのギターが販売されていた頃丁度バンド活動をやっていたのだが, このギターの存在に気がつかなかった。今までにないアルミ製ボディーという鳴り物入りで販売されたが残念ながらメジャーにはならなかったようである。近年人気バンドのギタリストに使われるという幸運もあって悲運のギターにならずに済んだようである。
最初は誰もが予想するように金属的な音を想像していた。しかし実際に弾いてみると予想に反して音の金属感は微塵もなく,雑味のないクリーンな音が金属由来のボディーを想像させるに留まる。ハムバッカーなのにシングルコイル的な余韻が残る響きはアルミボディーからくるのだろう。
2本のボルトで固定されたネック接続部は細く華奢で,剛性不足を感じる。3.87kg(弦を含む)。 (2016.8.27更新)
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