top of page

Kawai F-1 Jr. 1980年代前半製
1980年の周辺はコピー戦争からオリジナル戦争へと各ギターメーカーが戦略を切り替えた時代である。
もちろんそれは他社に対する戦略的な意味もあったと思うが,東海楽器が訴訟を起こされ同社が撃沈する原因となった「コピーの毒」を排除する必要性に迫られたことが最大の要因であったように想像する。つまり各ギターメーカーは訴えられる危険を避けるためオリジナル色を前面に出したギター販売戦略を展開せざるを得なかったということである。
GrecoはGOシリーズがその代表,Aria Pro IIはPEシリーズがその代表である。他社も同様にコピーモデルを打ち切ったり微妙にヘッドやボディの形態を変えて訴訟の予防線を張っていた。多くのメーカーが様々なオリジナルモデルを展開し時代はまさしく「オリジナル戦争」を呈していた。
ただゼロから叩き上げた全くのオリジナルという感じではなく海外のギターメーカーの影響が色濃く感じられる。ここに紹介するKawai FシリーズはとりわけAlembicの木工技術を参考にしているであろうことが見て取れる。特にヘッドの突板,ボディー材の配分,ボディーの形態など同社の影響が強く感じられる。指板のローズウッドは色が薄めでこの辺りにはコスト削減が感じられるが,このギターが当時6万円だったとはとても信じられない。このギターのカタログは手元にはないが立東社が1984年に発行した「ロッキンf別冊 THE楽器」に掲載されていることを確認している(2026.8.19)
![]() | ![]() | ![]() |
|---|---|---|
![]() | ![]() |
bottom of page




