
Kawai Rockoon SSH Stratocaster Koa
何度も嘆くように言うが,本当にKawaiのエレキギターの情報が少ない。もしかすると海外の方が情報が多いのかもしれない。
このギターについてもやはり機種名は不明である。1990年前後の生産だと思われるが分からないことが多すぎる。どなたかご存知でしたら教えていただきたい。
主な特徴を示すと
①3枚の単板を継いだKoaボディ
②Schaller製のS-S-Hピックアップ構成
③Rockoonの刻印のあるオリジナルロッキングトレモロユニット
今後紹介するKawaiのギターについてKoaという材についてある程度深く言及したいと考えている。しかしその言及がもしかするとパンドラの箱を開けてしまうかもしれない。箱が開いてあからさまになる事実とは何か。それは1990年前後において多くのギター購入者がKoaだと信じていたギターの多くが実はモンキーポッドだったという知りたくない事実である。Koaだろうがモンキーポッドだろうが関係ない,そう割り切れる人には無関係な事実である。ただ,中にはがっかりする人も現れるだろう。なぜならKoaとモンキーポッドでは材の価値が大きく異なるからである。
Koaかモンキーポッドか100%確実に言い当てることは簡単ではないかもしれない。しかし典型的なものについては決して難しくはない。いくつか本物のKoaのギターとモンキーポッドのギターを経験すればおそらく誰でも分かる。
Koaとモンキーポッド(Monkeypod)はどちらもハワイや南洋産の広葉樹で見た目が似ている。海外のギターフォーラムでもしばし問題として挙げられる。いくつかの外観的・質感的な違いや使用傾向から、ある程度の鑑別可能である。
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コア:導管(孔)が非常に細かく均一で、顕微鏡で見るとアカシア属特有の放射組織が細い。赤みを帯びた茶色の材。
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モンキーポッド:導管がやや大きく、孔の配置が粗い。肉眼でも小さな黒点が見える場合がある。材の色は赤みの弱いチョコレートブラウン。
言葉で表現するとかえってわかりにくいかもしれない。今後紹介するギターと本物のKoaのギターを見比べるとその違いを知ることは検して難しいことではありません。全体的には赤茶色,導管が細さ。そしてキラキラと角度で表情の変化する反射性のカーリー杢。この三点だけでかなりの部分が決まります。ここに紹介したギターが与えるイメージをKoaとして記憶してください。そしてその記憶を基礎に他のKoaと称するギターを見たときに何らかの違和感を感じるかどうか,それが重要なポイントです。
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