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HIKI

DAORE

Kawai Rockoon RG-100K

このギターは1989年と1990年のカタログに掲載されている。ボディー材はKoa,指板はエボニー,ピックアップはSchaller製でネックとセンターにはSA-SLV,ブリッジがHA-IIというアクティブPUが搭載されている。トレモロユニットはSchallerのS-FRT IIである。KawaiのKoaボディのギターといえばこのギター以外ではオーソドックスなストラトキャスターのRF-85Kが挙げられる。

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そして問題を指摘しなければならない。果たしてこのギター材は本当にKoaなのだろうか。

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写真ではいまひとつ色が正確ではないかもしれないが,典型的なKoaの赤土のような茶色とは異なる。チョコレートブラウンに近い。そして太く濃い縦縞が目立ち,カーリー杢は表出されていない。導管は繊細なKoaに比してかなり粗大である。

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私は木材博士ではないから判断を間違えている可能性はもちろんある。しかし今まで経験したKoaとモンキーポッドの違いを頭の中で整理しこのギターをKoaとしてみると違和感が只者ではない。私は個人的にはこのギター材はKoaではなくモンキーポッドだと考えている。私の判断でしかないことは強く断っておく。

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仮にこのギター材がモンキーポッドだったとしよう。材を仕入れた会社はそれを知っていただろうか。私が所有するKawaiのKoaあるいはモンキーポッドと思われるギターは全部で4本ある。私の見立てでは2本がKoaで2本がモンキーポッドである。材の選択において何らかの意図があったのだろうか。モンキーポッドは巨大な材が取れるのでギター製造会社が買い入れる際の経済的なメリットは大きい。しかし勘ぐってもきりがない。そこにはかつてKoaという材を使用したことが乏しいという知識の不足はあったと思うが悪意はなかったのだと信じたい。黒歴史でないことを祈るだけだ。

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ただ純粋にギター材としてみれば,それぞれにそれぞれの個性があるだけでそこに優劣などない。確かにアコギやウクレレのトップような薄い材にすれば両者の違いは歴然としてKoaに軍配が上がるだろう。しかしエレキギターの材として見た場合はマホガニー的な質感と音質特性を持つモンキーポッドはその重厚さと柔らかい響きを作ることから何ら劣るところはない。と私は思う。

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