1981年製Tokai LS-75 AG。

これはもう超レアギターといっても良いだろう。私は今までこのギターを含めて２本しか見たことがない。Tokaiに詳しい人ならきっとこのギターを知っているのかもしれない。しかし，私は入手するまでこのギターの存在を知らなかった。

表側からみると普通のゴールドトップに見えるが，なんと裏側までもゴールドである。 AGとはAll Goldenの略，つまり総金張りということ。Gibsonは1956年頃にこのギターのオリジナルモデルを製造しているようである。

しかし，こんなギター，作る方も作る方なら買う方も買う方だ。多くの選択肢からこのギターを選んだその生き様にはだた敬服する以外にない。

手に入れた直後はなんとも派手だと感じたが，暫くしたらむしろシックに感じてきた。なんだか仏教的な臭いすら感じる。琵琶法師が琵琶の代わりにこのギターで行脚したらなかなかサマになるかもしれない。

トップは2ピース，バックのピースの継ぎ目は確認できない。重量は4.23kg（弦を含む）。（2016.8.27更新）